職業柄離婚の相談は月に何件と言わずお受けするのですが、
なんといっても最近は若い人の離婚が多く、どうしても
お子様をお連れする方が男女を問わず多くなってきています。
こういう時、一番の被害を受けるのは小さいお子様で、
そのつぶらな瞳に不安そうな感じを抱いてお父様、お母様の
どちらかの脇に座ってじっと私のほうを見つめられるとつい
お子様に「大丈夫だよ」とか「お菓子食べる」とか「ジュース飲む」
等の声掛けをしてしまいます。
3歳までの孫を3人持つ立場として、感情移入が大きくなってしまうのは
やむを得ないかと思いつつ、つい、こんなにかわいい子がいるんだから
何とか離婚をやめる方向で考えられないものかとの思いが強くなり、
相談に来た方に「できれば離婚を考え直せない」と言ってしまうことが多い
今日この頃です。
離婚がやむを得ないとお二人で判断刺されたら、
明るい離婚があるわけではないでしょうが、
せめてしっかりとけじめをつけるべきです。
別れたからと言って子と親の関係は永遠に続きます。
お子様の幸せな環境を整備する義務は親にはずっと残ります。
法律上は親は子に親と同等の暮らしをさせる義務を負います。
養育費を払うだけでなく、しっかりとお子様の面倒を見られるよう
きちんと離婚協議書を作っておきましょう。